アメリカに引っ越して数か月経ったころ、体調を崩してしまいました。
アメリカの病院や保険のシステムもよくわからないまま、アージェントケアに行ったりERに行ったりし、最終的には念のため大腸内視鏡(コロノスコピー)を受けようという結論に落ち着きました。
私の場合は病気がある可能性も緊急性も低いため、診察から1か月半後の予約。
前日から服用の、処方された下剤(サプレップ)には90ドル以上を取られました。
ファーマシー利用時にも保険は適用されるはずなのに異様に高いので、保険会社に確認したところ
”この処方薬は指定ブランド薬リストに入っているので年間免責額対象”
という回答。
よくわからないけれど、とにかく今回の処方薬については全額自己負担とのこと。
さて、アメリカでの大腸内視鏡は検査前日夕方から本格的な事前準備を始めます。
ボトル1本を付属のプラスチックカップにすべて注ぎ、ラインまで水を足した後、
全部飲む。それを前日夕方と当日朝の2回。
マズすぎて吐きました。吐いたのなんて何年ぶりだろう・・・。普通に悲しかった。
病院に電話して正直に、吐いてしまったこと、少し残してしまったことを話すと
とても優しく親身になって聞いてくれました。
そして最終的には
「限界までがんばれ」
とのお言葉!
がんばります!がんばりました!でも飲めなかった!
これ以上飲んだらまた吐く、というラインを1回目で把握してしまったので・・・。
それでも検査は無事に受けられたし腸内もきれいになっていた(医師談)ので結果オーライ。
検査中は薬で眠っているので1ミリも記憶はありません。
いつ始まったのか、いつ終わったのか、はたまたほんとに検査したのか?っていうくらい全く覚えていない。
確認したところ全身麻酔とは少し違い、何かあれば自力で目を覚ますことができる程度の薬とのことで
病室に戻った後は割とすぐに目が覚め医師からの診断結果も自分で聞くことができました。
検査前看護師に、「検査後、自力で動いたり話すことは可能だが、薬の影響でそれを覚えていることは難しい。医師の話もきっと聞いても忘れちゃうよ!」と言われていてなんのこっちゃ??って感じだったけれど
確かに自分が医師に何を質問したのか、医師から具体的に何を言われていたのかはほぼほぼ思い出せない。
悪いところは何もなかったということだけは覚えているけど、この記憶も医師から直接得た情報なのか同行してくれていた夫に後から聞いた情報なのか定かではない。
とにかく私の大腸は健康だったので、細かいことはどうでもいいな!という感想です。
そんなことより、もともと血管が細い体であることに加えて検査の前準備で数時間単位で水分を全くとっていなかったせいで
点滴用の針がうまく刺せないことが当日最大の山場でした。
看護師が代わる代わる現れて、「tiny…」とつぶやき、首を横に振り、私の腕に穴をあけては消えていきました。
最終的は血管をエコーで確認し始めたのでもう笑うしかなかったです。
注射や点滴はそこまで苦手ではないけれど、あれだけぶすぶす刺されて針刺したままぐりぐりされたのは結構つらかったな・・・。
後日病院から届いた請求書には1000ドルを超える請求額が記載されていました。(保険適応後)
健康には気を付けようと、心から思いました!!